現役女子大生タレント・中川紅葉が“伝え方”を考える「自分が気にしいだからこそ相手を想った言葉選びを」/ココロすっぴん#30
東京ウォーカー(全国版)
青山学院大学に在学する現役女子大生で、演技やバラエティなどマルチに活躍している中川紅葉さんによるエッセイ連載「ココロすっぴん」。かなりの読書家で、大学生・タレント・インフルエンサーなどのさまざまな顔を持つ彼女が日々感じたことを、忖度なく書き綴ります。第30回は、フォトエッセイでも触れている“気にしい”な一面について。
#30「私と同じく、気にしいな人へ」
去年3月。友達と楽しく酔っ払った帰り道、駅員さんに出口を教えてもらい、そのままカウンターにAirPodsを片方置いてきてしまった。音楽が聴けない状態には耐えられず、比較的安めのワイヤレスイヤホンに買い替えた。
それが、先日、また壊れた。だから最近は有線イヤホンを使っている。見渡しても、今どき有線派閥はあまりいない。ただ、正直音楽が聴こえればなんでもいい。これでも遜色ないのに、なぜワイヤレスにこだわって買っていたんだろうとふと考えた。
大学1年生の頃、同じ学科の男の子に「まだ有線イヤホン使ってるの?」と言われたことがある。別に嫌味ではなかったんだろうし、こちらも嫌な気持ちにすらならなかった。ただ、なんとなくその後AirPodsを買うことにした。
私は知らぬ間に、“イヤホンはワイヤレスでないとイケてない”と言葉に呪縛されていたのだろう。
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