レジェンド級の佐野ラーメン店6連発!“リピーターの愛が大きすぎる”老舗の味を堪能

東京ウォーカー(全国版)

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栃木が誇るご当地麺「佐野ラーメン」を代表するレジェンド店は、どこも昭和の時代から青竹手打ちの麺にこだわり、スープやタレを研究。その結果、どれも同じ醤油スープながら、異なる特徴を持つものに昇華されていった。それぞれの味の違いを確かめるため、佐野ラーメンの名店巡りをしてみよう!<※情報はラーメンWalker栃木2020より>

「青竹手打ちラーメン 森田屋総本店」(佐野市堀米町)


半世紀以上も変わらない、超あっさり黄金スープ

1961(昭和36)年の創業時は食堂だった同店。提供していたラーメンが評判となり、約50年前からラーメン一本で勝負。黄金色のスープは、60年近く変わることなく守られ、弾力の強い麺とのバランスも素晴らしい。メニューは、佐野ブランドに認証された中華そばとチャーシューメンのみ。

肉厚で程よい歯応えがあり、ほのかな甘味が舌に伝わる「チャーシューメン」

おすすめは「中華そば」(680円)。青竹手打ち麺は太さのばらつきがあり、ウェーブは強目。チャーシューには豚バラの良い部分のみを使用しており、旨味たっぷりなあっさりスープの中でも存在感を放つ。「チャーシューメン」(950円)は、国産チルドの肉質のよい豚バラチャーシューが丼をおおったもので、こちらも人気が高い。

<住所:佐野市堀米町70 / 時間:11:00〜14:00、17:00〜19:00(各LO) / 休み:水曜>

「麺’s SHOP おぐら屋」(佐野市出流原町)


【写真】「こいつが薄口醤油スープを定着させた…」多くのフォロワーを生んだレジェンドラーメン

透明度が高く、調理の際に寸胴へ塩も投入する薄口醤油スープの代表格。1976(昭和51)年の創業以来、麺類は3種類のみながら、人気は不動のものになっている。「らーめん大金」や「一乃胡」の店主など、こちらの一杯に魅了され、修業を積んだラーメン職人も数多い。

現在は洋風な造りの大型店舗で営む

おすすめは「ラーメン」(605円)。澄んだ薄口醤油スープを丼になみなみ注ぐスタイルも、佐野ラーメンではポピュラーに。スープには動物系以外にカツオのソウダ節も含むため、魚介もほんのり香る。

<住所:佐野市出流原町993-1 / 時間:11:00〜19:00、日曜〜18:00(各LO)※スープがなくなり次第終了 / 休み:月曜>

「赤見屋本店」(佐野市久保町)


65年の歴史を歩み続ける佐野食文化のレガシー

1954(昭和29)年に開業、71歳の2代目店主と息子が店を切り盛りする。毎朝6時間かけて丹念に青竹踏みを行って打つ麺は、喉越し抜群。しっかり手もみも加えるため、フルフルと唇を震わす食感が楽しめる。夏場は「冷やし中華」(800円)が人気だ。

15年前に建て替えリニューアル。出前用のバイクが並ぶ

イチ押しは「中華そば」(650円)。佐野ラーメンでは珍しい細麺の茹で時間は、わずか20秒。創業時から守る継ぎ足しの醤油ダレが琥珀色に染めるスープは、豚骨風味を強調している。

<住所:佐野市久保町214 / 時間:11:30〜18:00(LO)※麺がなくなり次第終了 / 休み:木曜>

「青竹手打ラーメン 万里(ばんり)」(佐野市高萩町)


シンプル イズ ベストな佐野ラーメンの“教科書”

昔ながらの佐野ラーメンが食べられるとあって、1974(昭和49)年の創業当時から通い続けるファンも多い店。スープの材料は豚骨と鶏ガラのみ。使う比率は7:3で豚が多いため、清湯スープながらコクがある。青竹手打ちの麺は軽い口当たり。

2020年秋には佐野プレミアム・アウトレットへ移転する

おすすめは「手打ちラーメン」(660円)。野菜を使わず、混じりけなしの骨の旨味が薄口醤油スープに漂う。平ザルで茹で上げる麺は、風味を損ねないために、茹で湯をこまめに入れ替えている。

<住所:佐野市高萩町437-7 / 時間:11:00〜18:30※スープ・麺がなくなり次第終了 / 休み:水曜>

「手打ちラーメン 叶屋(かのうや)」(佐野市久保町)


透き通った醤油スープとコシのある麺が真骨頂

店主の戸叶弘一さんは3代目。初代は父親、続いて人気店「とかの」(閉店)のオーナーだった叔父が2代目を務めた。この世界に入り35年以上の戸叶さんは、「すっきりだけどコクのあるスープ」「麺はコシを出す」をモットーに、厨房に立つ。

1969(昭和44)年創業。暖色系の建物への移転は20年前

おすすめは「手打ちラーメン」(650円)。鶏ガラよりも豚骨を多めに使い、味わい深いコクを宿すクリアなスープ。麺はストレート状ではあるが青竹手打ちのため、微かにウェーブがかかっている。

<住所:佐野市久保町154-1 / 時間:11:30〜14:00、17:30〜19:30※スープ・麺がなくなり次第終了 / 休み:月曜(祝日の場合翌日)>

「青竹手打ちラーメン 岡崎麺」(佐野市富岡町)


魚介が香るスープに魅了。常連客に愛され半世紀

リピーターが多く訪れることで知られる名店。透明感のあるヒラヒラ薄い青竹手打ち麺を約20秒で茹で上げ、コシを残す。丸鶏や節類を使い、天然素材を重視した優しい味のスープをひと口飲めば、魚介のほのかな香りが鼻こうをくすぐる。

外装は黄色。1972(昭和47)年の創業からのれんを守る

おすすめは「ラーメン」(650円)。スープの材料は鶏、豚、魚介、野菜。あっさりとしながらも風味の強い一杯にまとめられている。タレがよく染みたバラロールチャーシューも評判だ。

<住所:佐野市富岡町190-5 / 時間:11:00〜19:00 / 休み:水曜>

伝統的な佐野ラーメンも、店によって味わいはさまざま。ぜひここで紹介した店の中からお気に入りを見つけてみて。このほかにも栃木にはさまざまな名店がそろっているので、「ラーメンWalker栃木」をヒントに訪れてみよう。

※価格はすべて税込み

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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