週末クルマライター・栗原が行く!「魔物が棲む新緑の山」でSUPER FORMULAの速さにビックリ

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

平日は編集者として机で仕事、休日はカメラを持ってサーキットを転々とするライターの栗原です。

先週末は国内最高峰のフォーミューラーカーレース「SUPER FOMRLA」(以下SF)の第3戦が宮城県の山間にあるスポーツランドSUGOで開催されたのでお邪魔してきました。

メインストレートエンドから見た風景撮影:栗原祥光


「日本一速いドライバーを決める」のSFは、今年からレース中にグリップ力の違う2種類のタイヤを使用する「2スペック制」が採用されたことで、レース戦略の幅が広がり、より一層面白さが増しています。

そして「コーナーリング速度がF1に匹敵する」と言われたマシンSF14が来年モデルチェンジすることが決定しており、コース上でその勇姿を見ることができる最後の年となっています。鈴鹿サーキットのS字コーナーや、富士スピードウェイの第3セクターを走行するSF14を見ると、SUPER GTとは全くことなる速さに驚くことでしょう。

コーナーを駆けるSFマシン撮影:栗原祥光


意外と近い「スポーツランドSUGO」


都内からSUGOへは仙台駅から臨時バスで1時間。もしくは車で4時間ほどの場所にあります。車で行く感覚としては、鈴鹿に行くのとほぼ同じでしょうか。

ただ鈴鹿はインターチェンジからサーキットまでの道のりが長いのに対し、SUGOは村田ICから15分ほどと近いので、帰り道に高速道路のICまでの渋滞が短くて済むのが嬉しいです。私は夜中の2時に家を出て、東北道の暗闇を走り抜けて6時過ぎにSUGOに到着しました。

スポーツランドSUGOの正面ゲート撮影:栗原祥光


例年SUGO戦は9月に行われていたのですが、今年は5月末に変更。他のサーキットに比べて木々の多いSUGOは、まさに新緑のシーズン。ちょっとした避暑地に来た気分になります。

レース以外にも見どころはいっぱい!


サーキットには、レース以外にも楽しい催事や見どころが盛りだくさん。一日いても飽きない工夫がなされています。例えば朝一番のステージではSFでは恒例となっている「朝のラジオ体操」で、TOYOTA GAZOO RACINGのキャラクターである「くま吉」とステージMCの「水村リア」さんがキレのある体操を披露。お客様も一緒にラジオ体操をされていました。

SFの朝は「ラジオ体操」!撮影:栗原祥光


ステージでは他にプロドライバーや監督によるトークショーを開催。レースの見どころなどをくわしく教えてくれます。

ステージイベントの様子撮影:栗原祥光


出展企業ブースを見ると、この日はホンダが試乗会やオフィシャルグッズの販売を行っており大盛況。この日は発表したばかりのS660 Modulo Xの実写があり、多くの人が脚をとめて見てました。

S660 Modulo X撮影:栗原祥光


コースに目を向けると、SFの他にも、下位カテゴリであるF3、

F3マシン撮影:栗原祥光


入門フォーミュラーマシンであるSuper FJが速さを競っていたほか、街で見かける軽自動車「N-ONE」のオーナーズレースも併催。

レーシングコースを走るN-ONE撮影:栗原祥光


改造範囲がとても狭く、普段乗りの車で参戦できることから参加者が多い人気のレース。サーキットまで運転して来られる方がほとんどで、家族でサーキットに行き、パパはレース、ママは駐車場でバーベキューという姿も見られます。

レースもエンジン音が小さいですから、タイヤのスキール音が聞こえて新鮮。小さな軽自動車がコースいっぱいに元気に走る姿は見ていてほのぼのとしてきます。

予選日の昼には軽オープンカー「S660」オーナーによるパレードも行われ、100台近くの小さなスポーツカーでコースは大渋滞!多くの参加者は屋根を空けて、マーシャルに手を振りながら走行していました。

S660パレードの様子撮影:栗原祥光


  1. 1
  2. 2
  3. 3

この記事の画像一覧(全22枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る