子供の頃から大好きなすじこんを、かつみさんにも食べてほしい!だけどお金が足りないときは「こんこん」に?!

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

夫婦で漫才をしている「かつみ♥さゆり」さん。夫のかつみさんは借金王として知られ、結婚当初からなんと1億7000万円もの借金が。極貧生活を支えたのは、「少しでもかつみ♥さんに美味しいものを食べてほしい」という、♥さゆりさんの愛情あふれる「超節約ごはん」だった…!

今回は発売中の書籍「 ♥さゆり流 愛の節約ごはん 」の中から特に印象的なレシピを、笑って泣けるエピソードと共に紹介します。

すじこんを作る時はいつも多めに炊いて、いろいろなお料理にアレンジ。


子ども時代にインプットされた、〝すじこん愛〟

通称「ぼっかけ」は、牛すじとこんにゃくを炊いたやつで、どちらの食材もお安いので家計にやさしい!

何で私が“すじこん”を作ろうと思ったかというと、小さい頃、うちのご近所のおばさまが、何年かだけ自宅でお好み焼き屋さんをしてたんです。それが、いまだに食べたいと思うほどナンバーワンの味で、そのお好み焼きにすじこんが入っていたんです。

最初は大人たちが頼んでいて、近所のおじさんたちはそれをアテに日本酒を飲んだりするので、“大人=すじこん、すじこん=大人”というイメージでした。踏み込んではイケナイ領域だと思っていたのですが、ある日、私は勇気を出して言ったんです。「すじこん入りを食べとうございます」と。そして食べた瞬間、「おぉー!」と思いました。私が思っていたより甘辛くておいしいことがインプットされ、そこからの“すじこん愛”です。

こんにゃくを冷凍し、お肉に見立てていた時代も。「牛すじが少量でも、こんにゃく多めにすればかさ増しできますよ」


あのおいしさをかつみ♥さんに味わってほしくて、同棲時代に初トライ!

私が最初に作ったのはお好み焼きのためでした。かつみさんに食べてほしくて作ったんですが、すじこん入りは神戸寄りの味だったので、食べたことがなかったみたいで、「うわぁー。あもう(甘く)ておいしいな」と喜んでくれました。私は大きいのを一つ焼くのではなく、小さいのを何個も焼くタイプなので、「さゆりちゃん、次もこれ入れて焼いて~!」と気に入ってくれたみたいでした。

牛すじはくさみをとるために、下ゆでして水でさっと洗う。


当時のかつみさんは、トミーズさんたちに「かつみがごはん食べてる!」と驚かれたぐらい食べ物に興味がなかったんです。冷蔵庫に入っていたのは、「ゼナ」だけでしたから。寝ないで24時間稼働したかったので、ドーピングのように栄養ドリンクと眠気覚ましドリンクだけ飲んでいて、食べ物を欲することがなかったそうです。

  1. 1
  2. 2
  3. 3

この記事の画像一覧(全34枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る