「ちょっと高そうな名前」で特別メニューに!かつみ♥さゆりの極貧生活を支えたもやしレシピ

東京ウォーカー(全国版)

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夫婦で漫才をしている「かつみ♥さゆり」さん。夫のかつみさんは借金王として知られ、結婚当初からなんと1億7000万円もの借金が。極貧生活を支えたのは、「少しでもかつみ♥さんに美味しいものを食べてほしい」という、♥さゆりさんの愛情あふれる「超節約ごはん」だった…!

今回は発売中の書籍「 ♥さゆり流 愛の節約ごはん 」の中から特に印象的なレシピを、笑って泣けるエピソードと共に紹介します。

「お財布事情にあわせ、もやしが2袋になったり豚肉が増えたりします」


ちょっと高そうな名前を付けるだけで、ただのもやしが特別に!

皆さんにも「そうそう!」と共感してもらえると思うんですけど、もやしって安いし、お料理のかさ増しもできるし、食感を残すと食べた感覚も得られる。最強じゃないですか?ただ、“もやしのせいろ蒸し”なんて、かっこいい名前を付けてますが、塩、こしょうをふって、ポン酢で食べるだけなんですけどね(笑)。

それをポンと出すだけだと、ただのもやしを蒸したやつなんですけど、「今日は“もやしのせいろ蒸し”よ〜」と言って出すと、気分が変わるんです。名前がすごく大事で、ほかのメニューでもちょっと高そうに感じる名前を付けています(笑)。

ルーツはなんと、昭和の大スター・松田優作!

“もやしのせいろ蒸し”は、かつみさん発のネーミングです。かつみさんが、「どんきほ~て」というコンビを組んでいた時代に、大阪の空堀商店街にある「冨紗家」さんで松田優作さんの大好物で“優作鍋”と呼ばれている“豚もやしせいろむし鍋”を紹介するロケをしたんですね。それがすごくおいしかったと話してくれたんです。もやしやしいたけ、豚肉が3段構えになっていて、ポン酢で食べると。それを聞いて作ったのが我が家の“もやしのせいろ蒸し”なので、実はルーツは松田優作さんにあるんです!まあ、そのひもじい版というか……(笑)。昭和の大スターにあやかりながら、いろんな具を引いてもやしだけになり、ポン酢につけて食べるとこだけが生き残りました。

「この土鍋は、かつみさんとロケに行った時に焼いたものです。ずっと使っていて、一部欠けてるんですけど、愛着があるので捨てられずにいます」


うちのソウルフードになっているということで、「冨紗家」さんに2人でロケにも行かせていただきました。松田優作さんは本当に“豚もやしせいろむし鍋”が大好きで、おうちに郵送までしてもらって食べてはったそうです。

ただ我が家の場合、写真を見てもわかる通り、全然せいろで蒸していません(笑)。でも、せいろ蒸しと聞くとニュアンスが変わる。だから、寂しい感じにならずに食卓も楽しくやってきました。基本、私はノー天気で、かつみさんは私に輪をかけての“超”ノー天気。かつみさんは人生で出会ったことのないぐらい、ネガティブのかけらもない人なんです。マネージャーさんに聞いたら、きっと「ヤバい」って答えるぐらい、ヤバいんです(笑)。もう少し見極めるところがあってもいいと思うんですけどね。だから失敗するんですよね。でも、失敗しても平気なんです(苦笑)。

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