5年間で100万円のお得も!「経済圏」、うまく使えていますか?

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

お金について興味を持っている人なら、「経済圏」という言葉を見聞きしたことがあるだろう。クレジットカードに電気、ガス、携帯電話、銀行、証券会社など日常生活で利用するさまざまなサービスを、楽天やauなどひとつのグループで統一することだ。その経済圏をお得に利用するためのポイントを、主婦投資家として投資やお金についての情報を発信している「りりな」さんに聞いた。

『主婦にやさしいお金の増やし方BOOK』著者のりりなさんにインタビュー


自分のライフスタイルに合わせて経済圏を選ぶ

いわゆる「経済圏」を利用する唯一最大のメリットは、ずばりポイントが貯まることです。経済圏のサービスを利用すると支払額に応じてポイントがもらえますが、ひとつのグループで日用品の購入から光熱費、携帯電話料金などの支払いをひとつの経済圏に統一すれば、驚くほどざくざくとポイントが貯まっていきます。

経済圏には、楽天、PayPay、docomo、au、イオンなどさまざまなものがあります。これらのなかからどこを選ぶべきかということについては、人それぞれということになります。近くにイオンがあってよく買い物をするという人ならイオンにしてもいいでしょうし、Yahoo!ショッピングをよく利用する人ならPayPayにするといったように、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。

契約している携帯会社、クレジットカード会社を基準に選ぶのもいいかもしれません。スマホもクレジットカードも現代の生活に必要不可欠のものですから、それらのグループが同一であるなら、そのグループの経済圏を選ぶというのも手だと思います。

そうして自分の経済圏を決めたら、銀行や証券、電気、ガスなどあらゆる分野についてそのグループのサービスを利用していくようにしましょう。

普段どおりに生活するだけで、ポイントがざくざく貯まる

私自身は楽天経済圏を使っています。ネット通販なら楽天市場、携帯電話なら楽天モバイル、インターネットサービスなら楽天ひかり、金融なら楽天銀行に楽天証券、電気は楽天でんきにガスは楽天ガスと、生活に根ざしたあらゆるサービスを提供しているのが楽天だからです。

私の場合、ふだんの食材や日用品の買い物も、楽天西友ネットスーパーを利用しています。さまざまな経済圏のなかでも、日常生活のすべてを網羅していると私が感じるのが、楽天なのです。

そのように、利用するあらゆるサービスを楽天グループに統一すると、まさしくざくざくと楽天ポイントが貯まっていきます。

たとえば、楽天カードを使って楽天市場で買い物をするとポイントがつき、楽天カードの引き落とし先を楽天銀行に設定するとまたポイントがつきます。また、楽天銀行を給料の振込先にしてもポイントが貯まります。

そうして貯まったポイントは、楽天モバイルや楽天西友ネットスーパーの支払いにももちろん利用できます。楽天トラベルで旅行の予約をして、その料金を楽天カードで楽天銀行から支払うと、これまた全部ポイントがつきます。楽天のサービスを利用してポイントを貯め、そのポイントを楽天のサービスで使うという、お得なサイクルができあがるのです。

私が通年で貯めたポイントは、100万ポイントを超えています。ふだんの暮らしをひとつの経済圏のなかで行うだけで100万円ものお得を得られるのですから、これを活用しない手はありません。

25万ポイントの投資で64万円のプラス

ポイントには「通常ポイント」と、使用期限が決まっている「期間限定ポイント」があります。私は、毎月出ていく携帯電話料金の支払いや、楽天西友ネットスーパーでの買い物に期間限定ポイントを使っています。

スマホは楽天モバイルを使っていますから、ポイントで支払ってもさらにポイントがつくのです。さらに、楽天マガジンの購読料の支払いやコンビニなど街での買い物は、楽天ペイでのキャッシュレス決済にしています。

一方の通常ポイントは、すべて投資にまわしています。その投資先には、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムなどの仮想通貨も含まれます。

仮想通貨と聞くと、ちょっと怖いというか「投資しても大丈夫かな?」という気持ちを持つ人もいると思います。でも、その投資をお金ではなくポイントでできたらどうでしょう?もともとふだんの暮らしのなかでもらったものですから、仮に損失を被ったとしてもそこまで大きなダメージを受けることはないのではないでしょうか。

しかも、ありがたいことに、累計で約25万ポイントを投資に使ってプラス約64万円と、これまでの私の運用状況は良好です(2024年3月現在)。

新NISAのスタートもあって投資が盛り上がるなか、仮想通貨の投資にはためらっているという人にとっては、勉強がてらポイントを使った投資をしてみるのもいいかもしれません。

構成=岩川悟(合同会社スリップストリーム)、取材・文=清家茂樹

この記事の画像一覧(全1枚)

キーワード

カテゴリ:
タグ:
地域名:

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る