背後には「ギャルが憑いてる」!?にぎやかな霊と過ごした日々を綴る漫画が話題

2021年8月13日

関西ウォーカー

霊と言えば、暗いイメージを抱かれ、恐怖心を覚える人も多い存在。そんななか、明るい髪色にミニスカートという、一風変わった「ギャルの霊」に取り憑かれた経験を描いた漫画が注目を集めている。「ギャルが憑いてる」というキャッチーなタイトルの作品で、過去の体験をInstagramにアップしているのは、桜田洋(@sakurada_you)さん。これまでの霊に関する経験や、ギャルと過ごした日常について話を聞いた。

すべての画像を見る(349件)

初めて意思疎通ができた、憑いているもの。それはまさかの「ギャル」

20歳で霊感に目覚めたという桜田さん。「今でもお世話になっている神主さんに、当時憑いていたものを供養してもらったことがきっかけです。御供養中に視えたことで、霊感に気付きました。この話も、おいおい漫画に描こうと思っています」と話してくれた。

霊感が身についてから一番大きな変化は、おばけと言われる類があまり怖くなくなったこと。また、人に憑いているものに加え、前世などを「視る」ことができるようになったのも、このころからだという。「誰かの助けになったり、お話を聞くことができる点では、この力があってよかったと思います」と話す。逆に、大変だったことについては、現在執筆中の「洋がこの世で1番怖いもの」という漫画で描かれていく予定だそうで、楽しみに更新を待ちたい。

桜田さんが共に暮らしていた霊は、「ギャルが憑いてる」のタイトルどおり、明るい性格でおしゃべりなギャル。自分はギャルではないと言う桜田さんだが、自分に憑いてきた理由としては、「性格や雰囲気が憑きやすそうだったからだと思います」とのこと。

ギャルとの生活で印象的だったのは、頭の中がギャルの言葉でいっぱいになることだという。「憑いているものと意思の疎通ができたのが初めてだったので、こんなににぎやかなのかと驚きました」と振り返る。

作中でも描かれているとおり、憑かれていた当時の桜田さんは、口癖が「うける」「むり」「だるい」になり使う単語の種類が減る、これまでは考えられなかったチャットアプリを始めるなど、ギャルに引っ張られて性格が変わっていたという。しかし本人はいたって普通に生活しているそうで、「一つ違和感があったとすれば、最近ちょっとイライラするな...と感じるくらいで。今思えば、彼女の思春期のイライラだったのかなと思います」と話す。

ギャルに憑かれることで日に日に体調が悪くなったことから、桜田さんは、母の勧めで神社へお参りに。最終話では、笑顔でお別れを言ったギャルの存在が忘れられないよう、漫画を描く桜田さんの姿が描かれている。

姉妹で霊に取り憑かれたことも

ほかにも、霊や前世などに関して、不思議な経験を多数している桜田さん。妹さんと一緒に夫婦の霊に取り憑かれた話も、「姉妹で霊に取り憑かれた話」として漫画で紹介している。「妹も霊感はあると思いますが、あの話以前には、一緒に取り憑かれた経験はありませんでした」と初めての経験を明かす。

妹さんについては、「妹がADHDの検査を受けます」というタイトルで、ADHDの検査を受けるまでや、検査結果を受け取ってからの日々を描いているので、そちらも一読を。

また、現在は、Twitterでオリジナルの4コマ漫画「コーラルスクールライフ」を連載中。海に沈んだ世界で、海洋生物の遺伝子を持つ女子高生たちの生活を描いている。「女子高に通っていたので、その時の思い出を描き残しておこうと思い、オリジナルキャラを使って、漫画にしてみました。舞台を海の中にしたのは、小さい頃から海の中の世界が好きだったからです。生き物も環境も、すごく魅力的でした」。