コミュニケーション格差の解消を目指す!コクヨがロボット&バーチャルオフィスの活用現場を公開

東京ウォーカー(全国版)

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コロナ禍に働き方が多様化し、オフィスワークとリモートワークが混在するハイブリッドワークが定着し始めている。しかし、利点は多いものの「リアル」と「バーチャル(リモート)」では、受け取る情報量が異なったり、発言の存在感に差が出てしまったりするなど、新たな課題も生まれている。

テレプレゼンスロボット「temi」を使った実証実験やコミュニケーションロボット「LOVOT」との連携にもチャレンジしているコクヨ


このような課題を解決するため、また、少し先の働き方や暮らし方を考えるため、複数の実証実験を実施しているコクヨが、「働く・暮らす」の実験場として運営しているTHE CAMPUSの「KOKUYO OPEN LAB.」(東京・港区)にて、メディア向け内覧会を開催。リモートワーカー、オフィスワーカーのコミュニケーション円滑化を目的としたテレプレゼンスロボット「temi」及び、バーチャルオフィス「oVice」を使った実証実験などを公開した。

「temi」はRobotemi社が開発した、世界中どこにいてもコミュニケーションを可能とするパーソナルアシスタントロボット。AIアシスタンス機能の搭載などにより、自ら障害物を避けて移動することが可能だ。WEB会議機能も搭載されており、リモートワーカーが“ロボットに憑依”するようにして、オフィスで行われている会議に参加することができる。

「目線を合わせて会話する」ことが可能な「temi」


ちなみに、コクヨオリジナルモデルには昇降機能があり、人と目線を合わせて会話することが可能。「存在感を感じることができる」と従業員からも好評だ。さらに「temi」には、オフィス家具などに用いる「布」をまとわせており、ロボットの無機質なイメージを排除。親しみやすさが演出されていた。

一方の「oVice」は、oVice社が展開する、WEB上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけられる二次元のバーチャル空間のこと。2020年8月のサービス開始以降、さまざまな場面で活用が進んでいるという。

内覧会ではバーチャルオフィス「oVice」の説明も行われた


同社イノベーションセンター オープンラボグループ グループリーダーの嶋倉幸平氏は、「分散したワークプレイスをシームレスにつなぐバーチャルオフィスの『oVice』を取り入れたら、従業員からは『ちょっとした会話が増えた』『軽い報連相ができるようになった』『勝手に人が集まれる“場所性”がありがたい』といった声があがりました。空間にこれがあると、メッセージングアプリの『Slack』などより、もっとダイレクトに話しかけられるようになったと言いますか…。まだまだ課題もありますが、前向きな意見を聞くことができました」とコメント。同社は、こうした技術や仕組みを取り入れ、新たなプロジェクトを進めていく考えだ。

【写真】リアルとバーチャルをつなぐ壁一面のワークスペース「インタラクティブウォール」の展示も

かわいいコミュニケーションロボット「LOVOT」がいるオフィス。男性社員も女性社員もかわいがっているという

オフィス内に設けた疑似焚火環境でリフレクション効果の検証も行っている

みんなのワーク&ライフ開放区「THE CAMPUS」の物販コーナー。コクヨ製品を新しいテーマや切り口で届けるマーケットのような場所

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