酒林堂が朗読劇『耳なし芳一』を開催!360度巨大浮世絵映像と琵琶、言葉の力によるスペシャルステージは「ニコニコ生放送」でも視聴可能

東京ウォーカー(全国版)

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角川武蔵野ミュージアムにて、朗読劇『酒林堂 in 浮世絵劇場<耳なし芳一>』が1月16日に開催された。この朗読劇は、同ミュージアムで開催中の企画展『浮世絵劇場 from Paris』と声優・茶風林が率いる「酒林堂」とのコラボイベント。巨大浮世絵映像と琵琶、言葉の力により、会場全体が臨場感に包まれた。 同既読劇の様子は「ニコニコ生放送」 にて、2022年4月10日(日)まで配信される。

角川武蔵野ミュージアムにて朗読劇『耳なし芳一』が開催された


異色コラボの共通点は「海外から見た日本」

ギリシャに生まれながら小泉八雲として日本国籍を取得・永住したラフカディオ・ハーン氏の古典「耳なし芳一」


ジャポニスムを根底とした企画展『浮世絵劇場 from Paris』は、フランス・パリを拠点とするアーティスト集団「ダニーローズ・スタジオ」が手掛けた。一方、今回の朗読劇のテーマとなった「耳なし芳一」は、ギリシャに生まれながら小泉八雲として日本国籍を取得・永住したラフカディオ・ハーン氏の古典だ。両者に共通するのは「海外から見た日本」。

【写真】360度巨大浮世絵映像と琵琶、朗読が見事に融合したステージ


今回の異色コラボのきっかけについて、酒林堂を率いる茶風林氏はこのように語った。「最初はダニーローズ・スタジオさんの360度のビジュアルに圧倒されて、我々の語りで何ができるのかなと思いました。フランスのアーティストの方々が見た日本の浮世絵と、我々の持っているコンテンツ「耳なし芳一」を通じたラフカディオ・ハーンが見た日本、その辺りがとてもシンクロするのではと思いコラボレーションをスタートしました」

ステージでは360度巨大浮世絵映像と琵琶、朗読が見事にマッチ

耳なし芳一の舞台の一つである平家と源氏による壇ノ浦の合戦を言葉の力で表現


ステージ当日は、360度巨大浮世絵映像の日本の姿と、茶風林はじめとする名優、逢坂良太、田村睦心、中原麻衣、鶴岡聡による朗読、そして大峯香風による琵琶演奏が見事にマッチ。声優陣が、耳なし芳一の舞台の一つである平家と源氏による壇ノ浦の合戦、そして平家の亡霊に取り憑かれた芳一の思いを言葉の力で表現し、会場全体が「耳なし芳一」の世界に包まれた。

会場全体が「耳なし芳一」の世界に包まれた


当日の様子について茶風林氏は「実際に今回のコラボレーションをやってみて、壇ノ浦の合戦を始めとした海の描写が非常に多く、その壇ノ浦の合戦と背景の武者絵が非常にマッチしていました。そして他の曲を使うのではなく、琵琶の生演奏がとても融合しており、とてもよい作品に仕上がったのではと感じました」と語った。

また『浮世絵劇場 from Paris』プロデューサー・今井久氏も「『浮世絵劇場 from Paris』の映像からインスピレーションを得て「耳なし芳一」を選ばれたと伺い、実際にお話の内容を見ると、芳一の魂の話でした。今回の『浮世絵劇場 from Paris』の「SPIRIT of JAPAN」は「日本の魂」、そして今回の朗読劇で声優さんの魂のこもった朗読を聞いて、フランス風に言うと、素敵なマリアージュができていると感じ、とても感動しました」とコメントを寄せている。

既読劇の模様は、現在「ニコニコ生放送」にて配信中。視聴期間は2022年4月10日(日)23時59分まで。一度チケットを購入すれば期間中であれば何度でも視聴可能だ。

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