名君重賢の世界、熊本県の熊本県立美術館で「名君細川重賢と時習館の英雄たち」が開催中

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

熊本県熊本市の熊本県立美術館で「名君細川重賢と時習館の英雄たち」を3月21日(日)まで開催中だ。

《時習館太鼓》江戸時代 1827年(文政10年) 永青文庫所蔵 熊本県立美術館保管写真は主催者提供


江戸時代の中頃、藩政改革を推し進めて「肥後の鳳凰」と讃えられた名君が熊本藩に誕生する。それが、第6代藩主の細川重賢(ほそかわしげたか)だ。

1747年(延享4年)、兄・宗孝の不慮の死を受けて、家督を継いだ重賢。当時の藩財政は窮乏を極めており、直ちに財政の建て直しに着手。1752年(宝暦2年)には堀平太左衛門を大奉行に抜擢し、いわゆる「宝暦の改革」を断行。役人の綱紀粛正を行い、行政機構や刑法、教育についても整備し、大きな成果を挙げた。中でも有名なのが、熊本城二の丸に藩校「時習館」を設立したことだ。

【写真】《時習館鞨鼓》 江戸時代 文政年間 永青文庫所蔵 熊本県立美術館保管写真は主催者提供


時習館の教育課程は文武両道におよぶ緻密なもので、藩士の子弟のみならず、成績優秀であれば庶民にも入学が許されたことに特徴がある。1755年(宝暦5年)の開校以来、時習館は有為の人材を育成し続け、1870年(明治3年)にその役目を終えた。

幕末には、開明的思想家として知られる横井小楠(よこいしょうなん)や、宮内省に出仕して侍講となった元田永孚(もとだながざね)、明治憲法起草に尽力した井上毅など優秀な人材を輩出。本展では、重賢ゆかりの品々と、時習館で活躍した先生や生徒たちの書を見ることができる。

熊本の名君・細川重賢の世界を垣間見ることができる「名君細川重賢と時習館の英雄たち」に出かけよう。

新型コロナウイルス感染拡大予防対策

【屋内・屋外区分】
屋内
【スタッフ対策】
手洗い・うがい・手指消毒/マスク・フェイスシールド着用/定期検温・体調管理の徹底/距離を意識した接客
【施設・会場内の対策】
窓口等に飛沫防止パーティション設置/定期的な換気/共有部分の定期的な消毒/消毒液設置
【来館者へのお願い】
三密回避/体調不良時・濃厚接触者の来館自粛/咳エチケット/入館時の手指消毒・検温/マスク着用/混雑時の入館制限/入館時のヘルスチェックシートの記入

※取材時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防対策・その他の最新情報は、公式サイト等でご確認ください。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

この記事で紹介しているイベント

この記事で紹介しているスポット

この記事の画像一覧(全4枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

花火特集

花火特集

全国約800件の花火大会を掲載。2024年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

花火大会人気ランキング

ページ上部へ戻る